西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています

新たな自分と出会えた喜び はてなブックマークに追加
2007年11月11日 (日) | 編集 |
musasabiflower.jpg
<写真の説明>高校時代の友人が送ってくれたお花です

今回は予想以外の長期入院となり、聖路加国際病院の緩和ケア病棟に入院して約1ヶ月になりますが、最初の3週間はただひたすら回復に向けて治療に励む日々で、私にとっての入院生活は「快適」ではありましたが「楽しい」というものではありませんでした。ところが1週間前にあるきっかけで新たな自分と出会うことができてからというもの、快適さにさらに楽しさが加わり、今では毎日がとても楽しく充実した日々を過ごせています。

ところで特にここ聖路加の緩和ケア病棟はボランティア活動がものすごく充実していて(ボランティアに関しては恐らく日本で一番の充実振り)、毎日午後2時半から3時半には、お茶をしながら患者さんやそのご家族やボランティアの方たちとお話する場所が提供されています。その他のボランティア活動としては、毎日のお花のサービス(水交換だけでなく、お花がない人には新しくお花も花瓶に生けてくださいます)、ほぼ毎日の音楽療法(好きな音楽を聴かせてくれたり、一緒に歌を歌ってくれたり、ハープや電子ピアノを病室に持ち込んで演奏してくれたりします)、毎週水曜日にはヘアーカット(シャンプー&ブローだけでもOK)、毎週月曜日と木曜日にはリフレクソロジー、毎週金曜日にはピアノコンサートや合唱、チャプレンのカウンセリング、月に1回のカラーセラピーなどがあります。

今までの私ときたら、ボランティアの方たちがこんなにいろいろなすばらしいサービスを提供してくださっているのにほとんど興味を示さず、シャンプー&ブローサービスとリフレは利用しましたが、それ以外の活動にはまったく参加していませんでした。緩和ケアというところは、皆さんもご存知の通り、実際に私みたいな人もいるので全員がそうだとは言いませんが、基本的には残り少ない最後の1ヶ月ぐらいを安らかに過ごすところです。ですからここは全部で26室(つまり26名の患者)ですが、毎週一人ずつぐらいお亡くなりになられています。よって現時点では私以外に元気な患者さんがいないので、しょっちゅうお茶やコンサートに誘われるのですが、いろいろと理由をつけては断っていました。そのときの私には、お茶を飲みながら世間話をしているよりも、歌ったり音楽を聴くよりも、自室で本を読んだりTVを見たり、こうしてブログを書いたりしているほうが有意義であり楽しかったのです。

またそのころの私は、病棟内を歩いているときにすれ違う患者さんのご家族とも、挨拶はしますけど積極的にコミュニケーションをとろうという考えはまったくありませんでした。長期に渡ってこのブログを読んでいる方は、恐らく「いかにもみづきらしい」と感じられることでしょう。今までの私は、別に話すことが嫌いなわけではなく、話す相手が今後も関係が長く続くような場合や、またその場限りでも建設的な意見を交わしたり情報を得られるような場合はむしろコミュニケーションをとることは大好きなのですが、いわゆる「その場限りでもう二度と会わない関係」「その場限りの世間話」というものはあまり好まなかったのです。

ところがです。1週間前のある日、私はいつものように病棟内をぐるぐる散歩していました。部屋の前を通るとコーヒーの香りがプンプンしていましたし3時前だったので、そろそろお茶の時間だなーと思って部屋の前を通り過ぎるたびに見ていたのですが、3時近くになっても誰も部屋に来ません。今までと同様その日も参加する予定はなかったので私には関係ないことでしたが、なぜかその日は「今日は参加者ゼロなのかしら・・・?せっかくボランティアの方がコーヒーを用意してくださったのに・・・。」と思って、歩きながら私はなんとなく気が気ではありませんでした。そしてとうとう3時になったときにボランティアの方にこちらから声をかけたのです。「今日はコーヒータイムはないのですか?」と。するとボランティアの方が「いえ、そんなことはありませんよ。コーヒー用意してありますからどうぞ」と言われ、そのままなんとなく部屋の中に入る流れになり、気がついたら私はコーヒーを飲みながらボランティアの方とお話をしていました。10分ぐらいしたら別の患者さんの家族が一人入ってきました。そして私はその方と二人で話し始めました。話の内容はごくありふれた家族の話や闘病生活の話です。結局その日は最終的に30分ぐらい談話室にいたのですが、ものすごくその時間が心地よく楽しかったのです。自分でもびっくりでした。

その日を境に私は変わりました。いろいろな方たちと積極的にコミュニケーションをとるようになり、こちらから積極的に話しかけるようになりました。そして自分でもなぜか分からないのですが、そういったことを楽しいと思うようになったのです。ダベリングを楽しいと思えるようになったのです。
というわけで、今ではお茶の時間がすっかり楽しみになり、予定があいていれば毎日参加しています。そしてそれ以外のすべての行事にも出来る限り参加しています。毎日人と話していれば自然に笑顔で話す時間が増えます。それは食事や運動と同じぐらい、いやもしくはそれ以上に重要なことだと私は思っています。そう考えると今までの3週間、とってももったいないことをしてしまったなあという後悔が少々ありますが、でものんびりと本を読んだりTVを見たりしていた日々も決して無駄ではないですし、またこうして今回気がついたのですから、これから先はそうすればいいだけのことだと思っています。

とにかくそういうわけで、精神面においてまた私は一つ成長できたことをとてもうれしく思っています。そういう意味では今回の腸閉塞はものすごく苦しかったけど、別の意味では非常にありがたいものであったと思います。いろいろとまだ問題は山積みですが、この2日間非常にいい便が出ているので、たぶん明日月曜日からもう一段階食事の質があがると思います。食事の写真をアップしてほしいというリクエストがコメント欄にありましたので、掲載しますので楽しみにしていてください!
関連記事
テーマ:ガン治療
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
この記事へのコメント
人とのふれあい、体調の回復と順調な日々ですね。
これからも、応援しています。
2007/11/12(Mon) 05:24 | URL  | つる つるこ #JalddpaA[ 編集]
はじめまして、みづきさん。
以前から定期的に読ませて頂いていましたが、今日の記事にとても心を動かされ、初コメントしています。
新しい楽しみに出会えるって本当にいいですよね。
私もどちらかというと(1週間前までの)みづきさんと似ていて、積極的なようでいて、なにか自分の価値観から外れるようなことには、「こういうのは時間の無駄」と自分から壁を作るタイプです。
なので、今日の記事を読み、みづきさんが新しい楽しみに出会い、「感動」そして「今まで気づかずにもったいないことをした」という気持ちがとてもよくわかりました。
私も新たな楽しみに出会って、毎日を快適で楽しいものにするため、もっと心を柔軟にしなくてはと思いました。
これって簡単なようで難しいことですよね。
貴重なことに気づかせてくれてありがとうございました。
また聖路加緩和ケアのレポートもどうもありがとう。コーヒータイムがあるなんて思いもしませんでした。

今までも、そしてこれからもずっとみづきさんを応援しています。
2007/11/12(Mon) 06:47 | URL  | Lulu #-[ 編集]
私も、今日のみづきさんのブログを読んで胸が熱くなりました。
 みづきさんが、誰もいないティールームに入っていったこと、その後そこに来た患者さんとお話されたこと。患者さんはただのボランティアの受けてではなくて、お互いが支えあう存在なんだと思いました。
 前に、ボランティアのことでブログが大盛り上がりしましたよね。あの時は、みづきさんも含め、みんなが、地球の裏側にいる子どもたちのために何ができるか・・・ということを本気で考えるきっかけになりましたよね。
 今できる形でお互いが助け合う、ボランティアの(たぶん、ほんとうの)精神をみづきさんの日記から感じました。みづきさんがまた一歩、緩和病棟で成長されていることに励まされます。
2007/11/12(Mon) 09:02 | URL  | しふりん #-[ 編集]
みづきさんの今日の記事には、とても感銘を受けました。

みづきさんの姿勢には、私自身が励まされます。

良い便も出て、いい感じ!ですね。
嬉しくなりました。
2007/11/12(Mon) 09:48 | URL  | サポーター #-[ 編集]
みづきさん、こんにちは
体調も安定してきているようで、
本当に何よりです
どんなときでも学ぶ姿勢、
成長する姿勢を喪わないみづきさん
必ず完全復活すると信じています
2007/11/12(Mon) 09:52 | URL  | ゆきこん #-[ 編集]
>食事の写真をアップしてほしいというリクエストがコメント欄にありましたので、掲載しますので楽しみにしていてください!

これ、いいですねえ。 私も楽しみにしています。
2007/11/12(Mon) 10:08 | URL  | まあちゃん #7mlVvgOg[ 編集]
今日の記事に、ジーンときました。
よかったですね。
苦しい思いをした分、つかみとれるものもあるのだなとしみじみ感じました。
病棟の皆さんにみづきさんの元気をおすそわけしてあげてくださいね^^
2007/11/12(Mon) 11:04 | URL  | キワ #-[ 編集]
新たな気づき・・・
良かったですね~!
さすが聖路加国際病院!
日野原先生が目指した病院ですね!
根本に、キリストの精神がみなぎっています。

お若いみづきさんが、他人に対する思いやりと会話をなさるのは、大変なことだと思いますよ。

余計なお節介はしたくない世代だと思いますから~ヾ(´▽`;)ゝ

仏教用語では、「利他の精神」といいます。
他人に対する思いやりでしょうか。

子供を持つと、自然と身に付くと思うのですが、子供がいない時などは、恥ずかしくて声も掛けられませんでしたよ(^^*)

一段と成長なさったみづきさん、おめでとう♪
先週は、近所の方が癌で亡くなり、精神的に追いつめられていた櫻でした。

病院食のアップは楽しみです♪
お花のアップも素敵ですよ♪
たくさんの人たちに愛されているみづきさんですね(*^▽^*)
2007/11/12(Mon) 12:56 | URL  | 末期がんの櫻 #EAJTDphc[ 編集]
建設的でもなく、結論を出さなくてもよい会話、
そんな会話にこそその人の素が出るものです。
自然の流れに身を任せくつろぐ事が出来るようになったみづきさん、そんな柔軟性があるみづきさんはやはり素敵であり、生きる力が強い人だとあらためて思いました。
2007/11/12(Mon) 13:26 | URL  | コスモス #-[ 編集]
みづきさん こんにちは
日々成長している姿がとてもステキです。
病気は成長するために必要だったのかもしれませんね!
復活する日を楽しみにしています。(◎^^◎)
2007/11/12(Mon) 13:42 | URL  | くるくる #-[ 編集]
はじめまして。
少し前から読ませていただいていましたが、
みづきさんが、闘病生活を送る中で、
どんどん成長し(こんなおこがなし言い方、ごめんなさい)
変わっていかれているのを感じています。
最初の頃の文章とは別人のようです。

特に今日の記事には、心がふわ~~と温かくなりました。
みづきさんのありのままの気持ちが素直に表現されていて、読むものの心を打つのでしょうね。
素敵な記事をありがとうございました。
2007/11/12(Mon) 16:03 | URL  | ぽわん #-[ 編集]
私も今日の記事には、とってもじ~~んと・・・きました。
涙、出ます。
ずっと前からみづきさんはステキな方だと思ってるけど、
ますますステキになられていらっしゃいますよね(生意気ですが)。

私からも「ステキな記事をありがとう」。

そして、櫻さんにも「元気」を送りたいです。
2007/11/12(Mon) 17:20 | URL  | カメロン #-[ 編集]
みづきさん 絶対回復して病気に苦しむたくさんの人を精神的に救ってください。あなたなら出来る あなたしか出来ない事です。今日のブログを読んでそう思いました。
2007/11/12(Mon) 19:12 | URL  | 菜々 #-[ 編集]
おお いい病院ですね

人とのコミュニケーションて 楽しいですよね。

聖路加って居心地よさそうですね~
でも はやいとこ 退院してくださいね。
2007/11/12(Mon) 20:14 | URL  | TOSI #N2XizVaE[ 編集]
ああ、本当に良かった。
みづきさんがそのような楽しみに目覚め、
それを楽しみや喜びと感じられるまでになられた。
これは全て体調が快方に向かっているお陰だと思います。
無理なく周りの方々と関わりつつ、自らも元気になっていってくださいね。
みづきさんの繊細さに拍手、そして祈っていますからね。
身近なところからたくさんの幸せがみづきさんに訪れますように!
2007/11/13(Tue) 00:05 | URL  | サンパウロの住人 #-[ 編集]
コメントを投稿
コメントの受付は終了しました
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可