西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています

国立がんセンターでのセカンドオピニオン はてなブックマークに追加
2006年11月16日 (木) | 編集 |
今日は国立がんセンターでのセカンドオピニオンだった。ちなみにセカンドオピニオンをお願いしたA先生は、2月に最初の手術をしたときの私の執刀医である。今日は主人にも一緒に来てもらった。通常の外来は一人で通院しているが、大事な話を聞くときは複数の人間で聞くようにしている。そうでないと、聞き間違えたり、聞き逃したり、主観が入ったりして、医者が言ったことが正確に伝わらないことがあるからだ。
今日のセカンドオピニオンはとても有意義なものであった。主人も同様に感じたようだ。やはりガンのことはガンの専門家に聞くのが一番と感じさせられるものがあった。A先生はぶっきらぼうで一瞬冷たい感じがするが、説明はうまいし、こちらが納得するまでとことん説明してくれるので、私も主人も信頼している。そして気になるA先生の見解だが、結論を先に言うと、「手術はしないほうがいい」という見解であった。
理由は以下の通りである。とりあえず重要な部分だけ列挙しておく。

Q.大きな腫瘍を切除することで痛みは軽減するのか

A.軽減はしないであろう。なぜなら今の痛みの原因が、直腸の大きな腫瘍からだけではなく、むしろ仙骨に入り込んでいる腫瘍から来ているものと考えられるからだ。よって仙骨に入り込んでいる腫瘍も根こそぎ取り切れれば痛みが軽減する可能性も出てくるが、取り切れる可能性がほとんどないため、従って痛みが軽減するとは考えにくい。

Q.起こり得る合併症及び後遺症について

A.腸閉塞が再び起こり得る可能性は非常に高い。すでにあちこちに転移しているため、その腫瘍が大きくなれば再び腸閉塞になる。また子宮にも浸潤しているから子宮も摘出することになると思うが、そうなるといろいろな問題が出てくる。場合によっては最悪膀胱もとることにもなりかねない。そうなったら別途尿用のストーマが必要になってくる。

Q.手術のリスクについて

A.正確な理由は解明されていないが、手術をするとかえってガンが散らばるということがある。実際、そうなった患者を何人も見てきている。(このあたりはやはりガンの専門家だと思った)

Q.主治医は今回の手術で人口肛門を元の肛門に戻すことも考えているようだが、それについてはどう思うか

A.技術的には可能だが意味がないと考える。なぜなら、腫瘍を取りきれない限りは、いったん元に戻れたとしても、また近いうちに同じことの繰り返しでストーマの手術が必要になってくることが十分考えられるからだ。

本日の重要な部分の大まかなやりとりは以上である。とにかくA先生の意見は、仙骨に入り込んでいる部分まで切除することはできないので必ず取りこぼしが出てしまい、よって大きな腫瘍を完全に取り切ることは不可能ということが前提となっている。今回の手術の意義は、大きな腫瘍を完全に取り切ることに意味があるのであって、それができないのであれば、はっきり言って切るだけ損というものである。よってA先生は、まずは抗がん剤で腫瘍を小さくすることが先決で、それができて初めて手術が可能という見解であった。

実は、先週の金曜日Sクリニックに採血に行ったとき、ちょうど担当医が消化器専門の医師だったので、セカンドオピニオンというほどではないが、簡単に手術についての見解を求めてみた。その医師も今日のA先生とまったく同じ事を言っていた。さらに人工肛門を元に戻す手術の追加事項として、リスクが高いので自分だったらお勧めしないと言っていた。普通の人でさえ、このような大手術をする場合は、大腸機能が回復するまで一時的にストーマを作るのだそうだ。だから、私の場合すでにストーマがあるので手術が可能なのであり、それをあえて戻すというのはリスクが高すぎるという話であった。

今日のオピニオンで、手術お勧め派であった主人も、すっかり手術しない派になったようだ。私は元々手術しない派にどちらかといえば傾いていたので、背中をぽんと押された感じでとてもすがすがしい気持ちになっている。もちろん自分の意見と同じ意見を言ってもらうことがセカンドオピニオンでないことは重々承知である。よくありがちな間違ったセカンドオピニオンとして、自分の考えと同じ意見を言ってくれる医者を探すようなセカンドオピニオンをしている人を見かけるが、それではまったく意味がない。冷静に、客観的にならなければだめだ。とりあえず今日のところはこういう結果になったが、最終結論は来週の月曜日の癌研のセカンドオピニオンを聞いてから出すことになる。

最後にまったく話は変わるが、今日の散歩はちょっとおもしろい散歩になった。がんセンターには10時の予約で行ったが、もともと無理やり押し込んでもらったため、最初からかなり待たされることは覚悟していたのだが、案の定受付の人から「今の状況ですと最低1時間はお待ちいただくと思います」と到着早々言われたので、それならば運動がてら歩いてこようということになり、私だけ築地市場を1時間ほど散策することにした。主人は雑誌を買って待合室で読んでいることにした。
そしたらなんと築地市場で2つのTV番組撮影に遭遇!一つは世界バリバリバリュー。タレントのヨネスケが大きなしゃもじを持って、卵屋さんを取材していた。私はすぐに通り過ぎてしまったので、どんな取材内容だったのかは分からない。小さな人だかりを通り過ぎて別の道を行くと、さっきより大きな人だかりを発見。なんだろうと思って近づいてみると、なんとあのレイザーラモンHGがいた!!TV番組名は分からないが、魚屋さんの氷を運ぶ手伝いをしていた。そういえば、昼時の番組で、レイザーラモンHGが力仕事を手伝うという突撃取材的な番組があったような気がする。今日は比較的暖かかったといえ、こっちはコートを着ているのに、相変わらず彼はあの格好で氷を運んでいた。背もものすごく高かった。かなり底の厚い靴を履いていたが、それでも185センチぐらいはありそうだった。
まあくだらない話であるが、でもタレントを生で見たのは初めてだったので、今日はちょっとおもしろい散歩になった。
関連記事
テーマ:ガン治療
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
この記事へのコメント
外科医の私の叔父も、「ガンはや○ざみたいなもの。ある所を叩くと、他でメチャクチャに暴れたりする」と言っていました。例えば「この3つは取れるから取っておこう」的な手術だと、かえって怖いのかもしれません。
開腹手術以外の、みづきさんに合った治療法(食餌等含め)が出てくることを祈っています。
2006/11/17(Fri) 00:28 | URL  | 匿名希望 #-[ 編集]
先日は私のコメントに対し、お返事を下さって嬉しかったです。ありがとうございました。
本日の医師の見解の違いには驚きました。医師によって判断はもちろん多少違いましょうが、やはり首都の実績ある病院の医師に、複数意見を求められることは心強いですね。地方に住んでいる者にとってはうらやましい所です。どうかみづきさんにとって最善の選択ができるよう祈っています。

話題はとっくに移っていますが、どうか機会があれば先日みづきさんが語っておられた「生への貪欲な気持ちの欠如」について、いつか分析していただきたいと思います。私にはどうしても分からない、みづきさんのように、チャレンジ精神と知性をもって一般の人がなかなかできない海外に飛びこみ、視野を広げた人が、そして仕事にも家族にも恵まれてきただろう人が、「生への貪欲な気持ちが持てないままであった」という心境を持つ理由が。だって人生を楽しみベストを尽くしてきただけ、この青天の霹靂は通常とてもう頷けないものではないかと思えます。
 また毎日積極的に病気と向き合う姿と、みづきさんのこのような心境とはどうも重ならないのですが、どのように自身で整理しておられるのか。私は生きたい、毎日水面で溺れているようにみっともない姿をさらしつつ家人に支えられています。文章から垣間見るみづきさんは美しい、みづきさんは自己の心境をマイナス面と捉えているようですが、そもそもこれはみづきさんの弱さなのか強さなのか。いつか教えてください。長文お許しください。
2006/11/17(Fri) 02:19 | URL  | masumi #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/11/17(Fri) 07:43 |   |  #[ 編集]
良いオピニオンに出会えて良かったね。情報が多すぎて迷うこともあるし、少なすぎて判断を誤ることもあるから、慎重にしないとね。「大事な話は複数の人に聞いてもらう」というのは、すごく良いことだと思います。これからもご主人とがっしりタグを組んでください!
それにしてもみづきが芸能人を話題にするなんて意外~でもどうせならもう少し格好良い人だと良かったね!!hahaha
2006/11/17(Fri) 11:05 | URL  | みわ #-[ 編集]
セカンドオピニオン
はじめまして。手術をお受けになられるかどうかについて素人があれこれ言うつもりは毛頭ありませんが、セカンドオピニオンについてのお考えに対して、少し私見を述べさせていただければと思います。みづき様は「自分の考えと同じ意見を言ってくれる医者を探すようなセカンドオピニオン」ではまったく意味がないというお考えですが、セカンドオピニオンは元々そういうものなのではないでしょうか。医者が自分が望む治療をしてくれないから他の医者をあたるのではないでしょうか。10人の医者のうち9人がAという意見で、たったひとりがBという意見だったとしたとき、多数決でAが正しい答えということにはならないと思います。なぜなら患者が一人一人違い、医者も一人一人違うからです。デタラメなことを言う無責任な医者は問題外としても、医者の能力・経験の相違は、治療取り扱い規約に書いてある標準治療の指針で埋まるものではないと思います。みづき様は抗癌剤治療に否定的のご様子ですが、今回セカンドオピニオンをお求めになったドクターはそれについてどのようなご意見なのでしょうか。もし彼らが抗癌剤治療には賛成で手術には反対ということなら、彼らのオピニオンは「手術ではなくて抗癌剤」ということで、単に「手術に反対」ということにはならないかもしれません。客観的に正しい判断というものが医療においてあるかどうかわかりませんが、完治を目指すのか、延命をめざすのか、疼痛管理をめざすのか、目的次第で判断の妥当性も変わってくるものと思います。長文失礼いたしました。どうぞご自愛くださいお元気になられますことをお祈りいたします。
2006/11/17(Fri) 14:06 | URL  | A #YQpJI1Q.[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/11/18(Sat) 11:24 |   |  #[ 編集]
コメントを投稿
コメントの受付は終了しました
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可