西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています

今回の腸閉塞騒動を振り返って思うこと はてなブックマークに追加
2006年11月07日 (火) | 編集 |
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今日は痛みも比較的軽く食欲もばっちりで(むしろ食べ過ぎの傾向 !?)、体調よく過ごすことができた。つくづく思うが、普通におなかがすいて、おいしく食べられて、食べた後痛むことも苦しむこともなくて、排泄もきちんとできて、夜はちゃんと眠ることができて、朝は気持ちよく目覚めることができる・・・こんなごく当たり前のことができるだけで人間こんなにも幸せな気持ちになれるのだと。これもガンになってそんな当たり前のことすらできない体験をしたからこそ、幸せを感じることができるのだと。そういう意味では、再び幸せを感じられる生活を取り戻してくれた今回の手術は、私にとってとても意義のあるものであったと思う。

手術直前の生活は、今から考えても人間の生活として成り立っていなかった。ただ息をしているだけ、というような状態であった。ストーマになっていろいろ不便なこともあるが、でも便利なことも一つだけあったりして(いちいち排便のためにトイレに行かなくて済むこと)、現状ではまあまあ快適なストーマ生活を送っている。退院してから今日で4日目だが、義母と一緒に丸ビルを散策するなど、ゆっくりではあるが2時間ぐらい歩くことができた。3日前の無気力感が嘘のように、今日は1回もベッドに横たわることなく精力的に行動できた。

あの無気力感はいったいなんだったのであろう。たえさんやまるさんもコメントに「手術後は無気力感があった」と書いている。特にまるさんの場合は私と同様、ガンの手術をした後に腸閉塞を起こしての再手術であった。私は無気力感の原因を探るべく、少し時間をかけて思考してみた。そして100%そうではないが一部「無念さから来た無気力感」もあったという結論にたどり着いた。
2月末に手術を受け3月初旬に退院してからのこの約8ヶ月間、私なりにいろいろと努力を重ねてがんばってきた。特に食事療法に関してはかなり厳しくやってきたと思うし、運動もそこそこきちんとできていたと思う。唯一不足していることがあるとすればメンタル面だと思うが、とにかく一生懸命やってきた。なのに、今回のこの結果である。腸閉塞だけは起こしたくないとがんばってきた結果が腸閉塞だったのだから、これ以上の落胆はない。ただ、一つだけ私が腸閉塞に関して誤解していたのは、腸をふさいでいる腫瘍が大きくなるか、あるいは便が硬くなって詰まって出なくなった場合が腸閉塞だと思っていたことだ。しかし、実際は私がそうであったように、腸の動きが悪くなって便やガスが出なくなる腸閉塞もあるということだ。むしろこのタイプの腸閉塞のほうが多いのかもしれない。しかし私は、便を硬くしないようにしよう、便秘しないように食物繊維を多く摂取しよう、といったような、俗に言う「便秘解消法」にばかり気を使い、あまり腸の動きを良くすることには注力していなかった。私の腸の動きが悪いのはとっくに認識しており、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にすることが重要であることは知っていたのでまったく注力していなかったわけではないが、でもどちらかというと前者のほうに注力する傾向にあった。

またここで一つみなさんを落胆させるような訂正をしなければならないのだが、腹膜に転移していた腫瘍は決してなくなってなどいなかったのである。主人が聞き間違えてブログにそう書いてしまったのだが、後日私が再度主治医に確認したところ、8ヶ月前と変わらず腹膜に転移はしているとのことだった。ただし肝臓と肺には幸いにも転移は認められなかったとの事。しかし、微増ではあるが腫瘍は大きくなっており、つまりこの8ヶ月がんばった成果はあまり出ていないということなのである。こういう事実からも、やはり落胆の気持ちは隠せないし、これが無気力感につながっていったのではないかと思うのである。だいぶ気持ちの切り替えができてきたとはいえ、正直現時点でもまだ100%の切り替えはできていない。今後また一生懸命がんばったところで果たしてよくなるのだろうか、努力は報われるのだろうか、けっこう腸閉塞には何度でもなると聞くし、また腸閉塞になってしまうのではないか、という不安がぬぐいきれない。

ある人からこう言われた。良くなると思っていれば良くなるし、悪くなると思ったら悪くなると。メンタル面の重要性は、科学的に証明できないが故軽視されがちだが、かなり重要なファクターであると私は思っている。よって今日から気持ちを切り替えて、良くなることだけをイメージして再出発したいと思う。とにかく今はおいしく食事ができることが何よりも幸せに感じているので、思いっきりその幸せを感じながら生きて行きたい。よって多少枠をはみ出しても、それで思いっきり幸せを感じることができるのであれば、そのほうが良いのではないかと考えるようになった。あまりゆるくし過ぎると人間歯止めが利かなくなってくるので、その点には注意しなければいけないが、私の場合食事に関してはかなり厳格にやってきたので、多少の脱線は許される範囲なのではないかと個人的には思っている。
とにかく今回の腸閉塞騒動は、私に多くの面で良くも悪くも影響を与え、いろいろなことを考える機会を与えてくれた。
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テーマ:ガン治療
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
この記事へのコメント
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2006/11/07(Tue) 23:34 |   |  #[ 編集]
痛みが今まで一番免疫力を低下させてた気がします。だから、きっと大丈夫。
メンタルもよくなりますし、きっと大丈夫。
いつまでも応援してます^^
2006/11/07(Tue) 23:59 | URL  | キワ #-[ 編集]
なぜ無気力になったか?人間だから。生きているから。でしょ?あ、機械もゴキゲン斜めな時があるか・・・。
変化が起これば原因を突き止めなきゃ気が済まない、方向転換するには何かしら理由を付けなきゃいけない・・・そういう性格みたいだね。でも考え過ぎるのもどうかと思うよ。そういうストレスも病気の要因になるんだから。
身近に完璧主義で、直腸ガンになって、今無気力な人がいるんだよね。なんでもっと気楽に生きられないんだろう。チャランポランな自分は病気知らずなのに・・・見てて切なくなるよ。
2006/11/08(Wed) 00:47 | URL  | 通りすがり #-[ 編集]
頑張ってください

父(68)が直腸ガンと言われ
8日の13時から手術です
うまくいくよう
祈っててくださいまし^^
2006/11/08(Wed) 00:53 | URL  | 虹 #-[ 編集]
さまざまな局面で思考し、今回無気力になった原因もつきつめようとするみづきさんに共感しているものです。思考すること、自らの内面に肉薄しようとすることは大切なことだと私は思っています。さまざまな考察から自分のことも理解でき、相手への思いやりも生まれると思うからです。
チャランポランな人は、平気でここに「自分は病気知らず」なんて書けるのですね。見てて切なくなります・・・。
2006/11/08(Wed) 04:05 | URL  | masumi #-[ 編集]
言葉の揚げ足をとっても仕方が無い。
話していることの意味を考えなくては。
通りすがりさんの言いたい事は私もわかる。

なんだかんだ言っても、結局お医者さんのお世話になるんです。偉そうな事を言っても。
周りの人の協力も必要ですし、心配してくれる他人も居る。そういう周りの人にどう接するか、病気に対してどう思考するかは、病気とは関係ない。その人の個性、性格。

おおらかさ、謙虚さ、自己中心的思考、それらをここで語っても、たぶん、意味が無い気がしますよ、通りすがりさん。
2006/11/08(Wed) 05:51 | URL  | yas #-[ 編集]
今までのみづきを見て(ブログを読ませてもらって)いて、決してメンタル面が不足していたとは思わないよ。ただ、もっと明るい方向に考えようという気持ちはすばらしいと思います。

幸せを感じながら生きる。いい言葉ですね。
2006/11/08(Wed) 09:27 | URL  | みやじ #-[ 編集]
まことに、無念であった。
ぴったりの表現をありがとう。わたしのもやもやした気持ちに名前がついて、すっきりしたわ。
いままでずっと、所与の条件のもとで最善と思われることをしてきた。誰かに強制されたわけでなく、自分で良かれと思うことをしてきた。で、がんが増えたり、手術を受けたり、腸閉塞を起こした。まことに無念。かつてのように自分の判断に自信満々というわけには行かない。
みづきさんの痛みがピークだったとき、そして手術の成功の知らせを受けるまでは、自分にできることをすべてしようと必死だった。無力感など入り込む隙もなかった。
体調が安定した今、やっと無気力や無念をおぼえることができたんだ。平安な時間とともに、無力や無念をしっかり抱きしめた。腹の底からサーヴァイブと叫ぶ声がした。
いつも的確な表現をありがとう、特に痛みについて。助けてもらっています。
2006/11/08(Wed) 15:15 | URL  | まる #-[ 編集]
みづきさん
プログ毎日読んでいます♪

みづきさんの分析、とても勉強になります。

みづきさんのプログを読んでいるとジットの狭き門の文章を思い出します。

---
狭き門から入りなさい。
滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入るものは多い。
しかし、命に通じる門は何と狭く、その道も細いことか。
それを見出すものは少ない。
それでもあなたは、狭き門から入りなさい。
---

みづきさんは、狭き門から入れる方ですね。

心より応援しています。


2006/11/09(Thu) 02:12 | URL  | れお #-[ 編集]
みづきさん
こんばんは
退院後、初めてコメントをさせて頂きます。

自助努力の度合いは人それぞれで
私自身、深く物事を考え石橋を叩いて渡るような性格です。
例え気楽に物事を考えられれば良いと自身で理解しようとも
納得出来なければ力を抜く事は出来ません

あくまでもみづきさんの文面からですが
みづきさんの努力が足踏みをさせてくれていると思いました。
階段や坂をあえて登る必要もないけど
足踏みして居れば、前に進むこともあるでしょうが
後退する事もあるのではないでしょうか

幼い頃、片田舎で早朝のラジオ体操に向かう時に
流れていた365歩のマーチ
今でも耳に残っています。
私も心から応援しています。
2006/11/09(Thu) 03:11 | URL  | 燈 #2qaJ23q.[ 編集]
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2006/11/09(Thu) 23:29 |   |  #[ 編集]
努力は報われた!
一番最初から全部読んで来て、やっとここまで
たどり着きました。
最初の手術から8ヶ月、よく頑張りました。
その頑張りがなかったら、もっと腫瘍は大きくなり、肺や肝臓にも転移していた可能性も高いのではと思います。
みずきさんが一生懸命努力してきたからこそ、致命的な増大もなく、腹膜転移も広がっていないのだと思います。
自分を信じて、頑張って下さい。
2007/06/20(Wed) 16:52 | URL  | マリア #-[ 編集]
マリアさん、ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。まだ半年分ありますからがんばってくださいね!(笑)
2007/06/20(Wed) 23:45 | URL  | みづき #-[ 編集]
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